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社会福祉学科

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学科長メッセージ

社会福祉学科長新保 幸男

より優れた社会福祉実践
政策立案を目指します

本学社会福祉学科には、優れた研究者?教育者がいます。我々は、自ら社会福祉実践を行い、政策立案に貢献し、社会福祉学の研究を推進してきました。卒業生の多くは、神奈川県内を中心とする全国の社会福祉実践の場で大切な役割を果たしています。
みなさんも我々とご一緒に、より優れた社会福祉実践、政策立案を目指しませんか。共に学べますことを楽しみにします。

社会福祉学科 教授

髙橋 恭子

対談

社会福祉学科 4年

田近 ひかり

田近さんはどうして本学で学ぼうと思ったのですか?

田近

家族が病気療養した際に医療ソーシャルワーカーにお世話になった経験があります。見えない障がいを周りの人に理解してもらうことの難しさを感じ、精神保健福祉士の資格にも興味を持ちました。
県大はダブルライセンスを目指せるところが他の大学にない特徴でしたので、本学を志望して受験しました。

田近さんはどんな学生さんですか?

髙橋

田近さんは物事に誠実に取り組んでいる方だなという印象があります。
卒業研究指導ではコツコツと積み上げ、最後までしっかりとやり遂げる努力家だと思いました。問題を捉える視点がシャープで、発想力が豊かだなと思いました。また、ゼミでの様子を見ていても、優しい雰囲気で柔軟性もあり、他者の意見を上手に取り入れながら物事を進めることが出来る方だと思いました。

学生にどのようなことを学んで欲しいですか?

髙橋

高い専門性といった知識や技術を習得することは大前提ですが、それと同時にその人を理解したいという気持ちや、広い視野と柔軟性、一人ひとりを尊重できるような態度と姿勢を持つことです。また、誰も排除しない、みんなで社会を作り上げていく態度、姿勢も大切です。 社会に働きかけていく力、積極性、行動力、そういったことも身につけていただきたいです。

4年間を通じて特に印象に残る授業は?

田近

精神保健福祉士の実習がとても印象的でした。
実習先では、利用者さんと関わる機会やお話できる機会がとても多く、目の前の利用者さんが本当に困っていることは何なのかということを、病気からその人を捉えるのではなく、その人にとっての病気を教えてもらいながら、相手を理解していくことが大切であるという事を感じた実習でした。

先生から田近さんへのアドバイスは?

髙橋

社会福祉や精神保健福祉の専門知識を広く学んだうえで、実習で利用者さんとかかわり、現場の指導者さんからのご指導を受ける中で体得されたことを教員としてうれしく思います。
社会福祉の目的は、一人ひとりが望む幸せな生活を実現することですから、その人が何を望んでいるかを理解しようとする姿勢は重要です。そして、だれもが望む生活を可能にする社会づくりも福祉の役割です。制度や政策を提言できる積極性を、今後も発揮してほしいと思います。

今後の目標はありますか?

田近

目の前の患者さんの気持ちに寄り添うことのできる医療ソーシャルワーカーになりたいです。目の前にいる患者さんが今どんな気持ちで、どんな状況なのかを知ろうとすることと、その相手が置かれている状況に寄り添った関わりが出来るようになりたいです。そして、相手にどうしたら寄り添えるのか?ということを考え続けられる専門職でいたいと思います。

あなたにとってヒューマンサービスとは?

田近

「相手を一人の人として捉えること」と思っています。相手の方を貧困や病気などのカテゴリーで括るのではなく、一人の人として色々な角度からその人を知っていくために、ケースワーカーだけではなく、様々な職種と話し合い連携し支援をしていくことがヒューマンサービスに繋がるのではないかと思っています。

※学年は取材時のものです

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