CIP ANNUAL REPORT 2024イノベーション政策研究センターセンター長成松 宏人神奈川県立保健福祉大学2 本センターは、ヘルスイノベーション研究科をはじめとする神奈川県立保健福祉大学が有する様々な教育?研究上のリソースを駆使し、政策研究を行うとともに、その成果を実際の社会に実装していくことを使命とするシンクタンクです。 本センターは、非常にユニークな研究テーマを持ちます。中?長期的なテーマには、新しい「未病」という概念、保健医療等データの利活用、健康に関する個人の行動変容(演劇の手法を応用等)、医療供給体制の改革(医療経済学の先端的手法の応用等)などがあります。これらの研究テーマは大学内の研究にとどまらず、広く日本の、そして世界のヘルスケアを変える可能性のあるものばかりです。本年度もこれらのテーマに民間企業や行政と連携しながら精力的に取り組みました。日頃から当センターの活動にご支援していただいております関係各位の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。 そして、今年もまた、その成果を報告書としてお届けすることができました。本報告書をご覧いただき、当センターとの連携や参画にご興味を持っていただきましたら、是非ともお気軽にご連絡いただきましたら幸いです。多くの「仲間」の力を得て、私たちのヘルスイノベーションの取り組みを、より大きな社会のうねりにしていきたいと考えております。 これからも本センターへの取り組みにご注目ください。 国内外のアカデミア、企業、行政等といった多様なステークホルダーとの協働のもと、科学的根拠に基づく領域横断的かつ革新的な研究活動を推進し、その成果の社会実装に取り組むと共に、根拠に基づいたヘルスイノベーション政策の実現に向けた政策立案?支援を行うことにより、人々が健やかな人生を送ることができる社会の構築に寄与することを目指します。そのため、本センターは、主に以下のような研究?業務を推進します。1. 保健?医療?福祉の領域における、未病の考え方やデータの利活用推進等、最新の状況をふまえた政策研究の推進2. 行政、民間等との共同研究及び受託研究等の推進3. 調査研究成果の情報発信及び政策提言の実施4. 産学連携の取組に係る事業の推進巻頭言ミッションIntroductionMission
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